
LTEに完全対応していないのに、新サービスLTEアドバンストを立ち上げるとのこと。
これまでの通信は1つの周波数に対して、通信するというもの。
しかしドコモのLTEアドバンストは2つの周波数を使い、場合によっては並列処理して、通信するシステムを導入します。
LTEアドバンストはNTTドコモの独自技術で、auやソフトバンクとのLTE競争を優位にすすめる戦略ですが、auやソフトバンクがただ黙って指をくわえているとも思えません。
しかし、現在のLTEでも理論値にほど遠い場合があるので、まず理論値に近い状態をだせれれば、まだまだ当面はLTEでもいけるとは思うのですが、その理論値を出せないところにいまのLTEの技術的、設備的な問題点が見え隠れしている気がします。
LTEアドバンストは果たして、期待の星になれるのか?
ただ大きな問題点が1つあります。
LTEを超えるLTEアドバンストのスピード、自称5倍強の速度を求めているユーザーがどれくらい多いのか?ということです。
デジカメの画素数の競争や、ビデオの画質の追求のように、ユーザーが求めている以上の過剰品質になってしまい、料金だけ高く請求される業態にそろそろユーザーも離反するとも限らない。
動画は自宅でゆっくり見るから、携帯電話の通信スピードはネットがさくっと開ける程度でもう十分、それよりも通信料金を値下げしてよ!という声を聞いた、新携帯電話会社が強力なライバルになるかもしれませんね。
いまの家電メーカーの様に過剰品質よりも、低価格な海外メーカーに移らないとは言えない。
LTEアドバンストは、家電メーカーのようにならないか。
LTEアドバンスト、本当に大丈夫か?